LIVE REPORT

<DaisyBar 7th Anniversary PRE PARTY
“ mirrorball weekend-welcome home THE SUZAN- ”>

2/12(Sun)

THE SUZAN / ティエラトムレイ / ピンク・グレープフルーツ /
empty page DJ;oh!kawa(Fun!Fun!Fun!),udon(club Oh-Yeah!!!)

昨年 2011 年、 1 月末に、満員の DaisyBarを笑顔で溢れさせたワンマン直後に、 New York へ旅立って行った THE SUZAN 。それから早一年。 THE SUZAN が日本に帰ってきました。と、言ってもほんの二週間程の滞在。スケジュールを見たら、その間ほぼ毎日の様にライブ。それも、関西、名古屋、福岡、そして東京と全国を飛び回るスケジュール。そういう意味でも更にパワフルになった THE SUZAN 。勿論その凱旋ツアーには、彼女達がホームと言ってくれている、この DaisyBar は欠かせません。と、言う事で、 DaisyBar の 7 周年に先駆けて、この日はプレパーティー的なイベントとして THE SUZAN に登場してもらう事に。この日の MC で、 NICO ちゃんも言っていたけれど、 DaisyBar 、 7 周年で、彼女達は一周年の 2006 年には出演してもらっていて、そこから日本にいる間は、ほぼ毎月の様にライブをしてくれていたのでした。その辺は、過去の DaisyBar のスケジュールや、ライブレポートをチェックしてみてください。と、言う訳で今回のイベントが決まってから、ホント一年ぶりの再会を楽しみにして、迎えたこの日。本番前、リハを終えた THE SUZAN といろいろと情報交換。そして、彼女達の相変わらず、常識にとらわれない大きな構想と言うか、考え方に感心しつつ、いつの間にかデスクが彼女達に占拠されておりました。そんなこんなしてる間に、開場。まずは、自ら立候補してくれた oh!kawa 君の DJ と共にスタート。そしてまず、 1 番手 empty page 登場。この日もお馴染みとなったシンディーローパーのカバーあり、そして、それに負けじと劣らない、オリジナルの楽曲で、グイグイとフロアを引き寄せるパフォーマンス。この日、初見の人も多かったと思うけれど、後半戦、フロアーは良い具合に盛り上がっており、確実に彼等、彼女等に empty page の名前を刻み込んだ筈。そして二番手のピンク・グレープフルーツが登場するころには、フロアーもかなりの人に。そんな中でも相変わらず、淡々と、彼等独自の GROOVE で奏でるサイケポップで、アルコール摂取量が上がりつつあるフロアを更にトリップさせ、パーティー気分を盛り上げてくれたました。そして三番手ティエラトムレイの登場を待ちつつ club Oh-Yeah!!! 、 DJudon さんが、マーシー、ブルーハーツなどを、かけてくれておりました。そしてティエラトムレイ。これまで、 DaisyBar で観たライブはベースレスの編成でしたが、この日はベースがいて、 4 人編成のティエラトムレイか、と思った所、 MC で述べておりましたが、ドラマーが何日か前に辞めたので、募集中ですとの事で、この日はドラマー不在。後藤君が G.Vo 、且つ、足元でバスドラを踏みながらの演奏。この日お客さんもたくさん入ってくれていて、ステージの Drum の位置や、後藤君の足元が見えなかったので、正直言うと、普通に演奏を聴いているだけでは、ドラマーがいないという事に全く気付かなかったのでした。思い返してみるとバスドラの音しかしてなかったよなー、と、言うのはあるのですが、ベースが入っていた事で、そういうアレンジになったのかな、と思ったのと、バスドラの音も気持ちよくて、ホント唄にマッチしてたと言うか。本来 4 人編成での彼等をまだ観ていないのもあるのですが、個人的には、この日のティエラトムレイ、素晴らしいと思って聴いてたのでした。また 4 人編成の彼等も是非観てみたい。そして、トリは THE SUZAN 。一曲目、 home のあのイントロがきこえて来て、会場は一気に盛り上がり。その後も矢継ぎ早に hit 曲を繰り出しつつ、かなりロックな新曲や、 Mike snow のカバーも披露。 NICO ちゃんの MC あり、会場全体で、手を振ったり、ホント変わらず、そして更にパワーアップした THE SUZAN SHOW を展開。そして COME COME で本編終了。当然の如くアンコールのかけ声に、そのままステージに残ったまま、アンコール突入。ここからが、 THE SUZAN 、 AT 、 DaisyBar の真骨頂。 The Strokes の Take It Of Leave it のカバーをリクエストされ、演奏するも若干歌詞うる覚えな感じもあり。更になにをやるか、会場、ステージ内と相談しながらの進行。 NICO ちゃんと IKUE ちゃんのラップが炸裂する TELEX のカバーもあったり、ホント、アンコールというかフリータイム状態。その中で、 3.11 以降、日本の情報がなかなか入らない New York で、日本のことを思い作ったという新曲も披露され、この曲が、また THE SUZAN の新たな一面を感じさせる楽曲で良かった。そして、 rie ちゃんが即興でリズム作りだしたりして、徐々にお客さん参加型のワークショップ状態になってきた所で、どこからともなく、あと一曲なんかやって終わろう、と、言う事で、この日一曲目に披露した home を replay 。ステージ上にお客さん乗せて会場全体で大合唱で大団円。連日のライブで、少し疲れもあったであろう彼女達ですが、後半になるにつれパワフルになって行き、気がつけば 1 時間近い SHOW となっておりました。その中で、みんなを強引にでも笑顔にさせる、 THE SUZAN 凱旋公演でした。今回は少しの期間ではあったけれど、いろいろ情報交換をするなかで、刺激になる部分も相変わらず多かったです。海外での活動も、当然厳しい事も多いと思うけれど、ポジティブに前人未踏の道を進み続ける THE SUZAN に、また新たなパワーをもらった一日でした。 ( 加 )